人生初の、洗礼式に参加!
パートナーシップの準備もバタバタとしていましたが、
私が6月ラストの週を狙ってギリシャに舞い戻ってきたのにはメインの理由があります。
この度、ラオくんがゴッドファーザーになりまして!
日本じゃ聞き慣れないこの名前ですが、ギリシャに限らずおそらくキリスト教徒の皆さんにとっては馴染みのあるものではないかと思います。
こちらでは、赤ちゃんが生まれると洗礼を受けます(名前を授かる日でもある)。
その洗礼式の時、両親とは別にゴッドマザーorゴッドファーザーにオイルと水をかけてもらう&抱きかかえてもらうことになります=証人のような役割。
要は「この子にもしものこと(例えば両親が不慮の事故でなくなる等)があったら、私たちの代わりに親代わりになってね」というものに近いと思います。
なので、たいていは両親の親しい友人にお願いすることが多いみたいです。
こちらのカップル、旦那さんはラオくんの従兄弟&奥さんは中学からのラオくんの親友という、ラオくんに馴染みがありまくりの縁!
ラオくんの紹介で付き合い、結婚したそうです。
今回第二子の女の子が誕生したのですがね、
第一子である男の子が生まれる前に別の親しい友人と「男の子ならその友人が、女の子ならラオくんがゴッドファーザー&マザーになる」と約束していて、今回晴れてゴッドファーザーになる貴重な機会でして。
そこに、私もぜひ来てほしい!とそのカップルが招待してくれて、タイミングもぴったりで、参加させてもらったんです!
日本だと、披露宴等も「彼氏彼女」だとまず参加するのはハードルが高すぎますが(夫婦なら揃って呼ばれますよね)、こちらではそんな線引きが一切なくwelcomeなんです。
こういうのが本当に好き♡
でね、更にタイミングがすごい!!と思ったのは、
パートナーシップを締結してからだとゴッドファーザーになれなかったみたいなんです∑(゚Д゚)
ギリシャでの教会での儀式は、歴史と伝統を重んじる場です。
ギリシャ人の98%はギリシャ正教を信仰しているというデータもあるくらいですので、神の前でゴッドファーザーになるにはクリスチャン以外の人と一緒になる(=ギリシャ正教会での式以外)のは許されないようで。
ラオくんにとって、この子は最初で最後のゴッドドーターとなりました。
この洗礼式後にパートナーシップ締結しましたが、ラオくんの妻ってことは私もちょっぴりゴッドマザーってことになります(神の前ではなく、気持ちの上では)!
このベイビーとは私、同じ五黄の寅年生まれってこともあり(36年違いですから)、すごいご縁です♡
だって、はじめてラオくんに会いに来てたたった3ヶ月の間に生まれて会ってて、次来た時には洗礼式に参加してるなんて!
そうそう、この数日前に、洗礼式のための十字架のペンダントを買いに、お義母さんと3人で出かけました。
ゴッドファーザー&マザーから赤ちゃんに、十字架を贈るのがしきたりだそうです。
昔から知っているというジュエリーショップに行き、みんなで選びました。
クロスもチェーンも種類がありすぎて、選ぶのとっても苦労します。笑
写真はありませんが、ゴールドのクロスにちょうちょのモチーフのついたデザイン♡
ゴールドなのでお値段はかわいくないのですが、日本で買うともっとやばいことになるだろな、という重みでありました。笑
朝からラオくん行きつけの美容院で髪をセットしてもらい(ちょっと説明しただけなのにめっちゃ理解してくれてめっちゃすごい人だった)。
ドレスに着替えていざ、記念写真の撮影へ。
晴れた公園で、親戚が続々集まってきて撮影。
カメラマンさんの場を湧かせる才能と技術に乾杯!!
しかし、
ラオくんもその能力、全然負けてない!!!笑
お疲れ気味のアナ(ベイビーの名前)を笑顔にしようと、身体全身を使って奮闘!!!
私、ラオくんのこういうところすっごい好きなんです。
子どもを愛でる気持ち、この人の、魂からの愛を感じます。
ラオくんは儀式のメインパーソンなので、私のそばにずっと弟がついてくれてました。
洗礼式が初めての私に、ずーっと英語でたくさん翻訳してくれてほんと心強かったです。
誰がどう見てもめちゃくちゃなイケメンなのに女っ気がなく、私たちいつもワンピースの話で盛り上がってます。
あ、
↑ワンピース好きなラオくんと弟に、麦わらストアでこのキーホルダー買ってプレゼントしました!
エースとルフィみたいに、めっちゃ仲良し兄弟◎
さて、洗礼式には親戚はもちろん、友達やご近所さんなどたくさんのゲストが集まってきます。
ラオくんの親しい友だちも、アテネ等から旅行を兼ねて集まってくれました。
教会の正面ステージ(と呼ぶのか??)で、神父さんたちに囲まれて儀式がはじまります。
ベイビー、たくさんのゲストに見守られながら身ぐるみを剥がされます。
( ゚д゚ )
裸にされたと思ったら、
否応なしに入水させられます。
( ゚д゚ )
神父さんの手の中で、ギャン泣きするべいびー。
ぎゃん泣きしても構わず入水を繰り返されるべいびー。
( ゚д゚ )
これ、、、
軽く公開処刑やん。
↑クリスチャンの方すみません!!!
仏教に囲まれた日本で生まれ育った私の率直な感想です!!!
カルチャーショックとはこのことです。
ぎゃん泣きべいびーを見ながら、ナチュラルに( ゚д゚ )←この顔をしていたら、隣の弟がおっといけねぇ!と、全力でこれについての説明をしてくれました。笑
私からしたら違和感でしかなかったです!
だって、普段ベイビーが泣き始めたら誰もが「おーよしよし」となだめ始めるのに、
この儀式でベイビーがみんなの前でぎゃん泣きしていても、100人を超えるゲストの誰一人なだめてくれないんですもん。。笑
私がベイビーだったら戸惑うわ!!( ゚д゚ )
あれ??
いつもだったらなだめてくれるのになんで!!って!
しかも素っ裸で!!!!
嗚呼わかりました。
だから小さい時にこの洗礼式を済ませるんですね。
気になる方は、youtube等で調べてみてください。
個人的には、大人の洗礼式のほうが衝撃的でしたけども( ゚д゚ )
文化と宗教の違いなので、正解不正解は存在しない。
みんなが自分の魂を尊重しあえるべき。
ラオくん、立派にゴッドファーザーとしての重役を果たしていました!
この目でしかと見守りましたよ!!
↑教会の入り口には、こんなかわいいひとくちスイーツやドリンクが用意されてました!
洗礼式後は、親戚友だち大勢で開放感のあるレストランに移動してランチ。
親戚が多すぎて、言葉もわからず引き攣り笑いが本当の引き攣り笑いになってピクピクしてました。笑
↑ありがたいんだけど本当に大変だ。
白いドレスに着替えてかわいいアナに癒されました♡
とっっっっても疲れましたが、あたたかいファミリータイムに参加させてもらったことを光栄に思います♡
あ、そうそう!
洗礼式の3日後に、ラオくんがアナをお風呂に入れるという儀式を持って終了しました(アナは洗礼式からこの時までお風呂に入っちゃいけない決まりになっています)。
終始デレッデレのゴッドファーザーラオくん。
もし私たちが娘を授かったら将来どうなってしまうんだろうと、このデレデレっぷりを拝見し一抹の不安があることをお伝えして終わりにしたいと思います。笑
異文化を体験する、知るって、素晴らしいことですね!!!