パートナーシップの手続き４：市役所第２ラウンド編

はぁ。

カルチャーショックも甚だしい。

いくら弁護士のミスだからって、今すぐに直してくれったって先方も予定ってもんがあるだろうよ、弁護士の先生ってそんなあっさり会えるんだっけ？？

歩きながらラオくんが電話したら、

「今すぐ来て！」とのこと。

え、、、？

そんなもんなの？( ﾟдﾟ )

昨日訪れたそのオフィスは、市役所から徒歩１分のところにあった。

しかも、次の予約まで10分空いてた時にちょうど電話したらしく、書類を渡して説明し終わったタイミングで次のクライアントさんが来てた。

朝ごはんもコーヒーもなしで出て来たのでちょうどいいと、ラオくんのおじさんのコーヒーショップ（こちらも徒歩２分）でコーヒー飲んでる間に新たな書類が出来上がってた。

あのー、

すみません、

どんだけタイミングの神様、私たちを守護してくれてんの？？笑

ありがたすぎ。

弁護士の先生が、

「そんなこと規定に書かれてもない（つまり、ほんとはどっちでもいいらしい）のにそんなんで突き返すなんてどうかしてると文句の電話を市役所に入れようとしたけれど、これから君たちが再び出向いた時にあまりよくないだろうと思ってやめたよ」

と言っていた。

さて、気合い入れ直して行くよ！！

第２ラウンド開始！

かーーーーん！

鼻息荒めで、さっきのオレンジマダムの元へ行き、新しい書類を提出！

ふんがーーー！！

書類をじっと見つめるマダム。

「パスポートとID（ヨーロッパの人たちはID提出が基本）を。」

よし、第一関門クリアっぽい。

言われた通りに渡す。

次の瞬間、オレンジマダムが驚愕のセリフを残しやがった。

「あら？

これ、あなたの書類だったの？

私、あなたが弁護士だと思ってさっきああ言ったのよ！

あっはっは！」

( ﾟдﾟ )！！？

あん？

なんだって？？？？

なんつった今？？？

（心のヤンキー、特攻服に着替える）

なんとラオくん、はじめから弁護士と思われていたらしい。

いやいやいや、

シャツ効果＆もともと真面目に見えるとしてもよ！！！

いやーーいやいや！！

労力！！！

もしかしてあれちゃうか？

「今から弁護士に会って直せって言うんすか？」くらいに言えば直す必要なかったんじゃね（心のヤンキー前のめり）？？

ちょ、謝って！！？

なるほど、だから1000回言ったって言ってたのか！！！！！

強い太陽が照っていない室内で、再び私は白目で天を仰いだ。

心のヤンキーがラオくんに英語で文句をたらったら言ってたら、オレンジマダムが次の質問をしてきた。

「ギリシャの滞在ビザは？」

ラオくんが、日本とヨーロッパはシェンゲン協定国だからビザなしで90日滞在できることを説明してくれた。

ところがオレンジマダムはこれを信じず、どこかへ電話をかけ始めた。

( ﾟдﾟ )！？

聞くところによると、このカウンターはこういう結婚や海外のなんたらの手続きをするカウンターとのこと。

おいマダム、物申す。

あなたここのプロですよね？？？？

わかります？シェンゲン協定。

要らないの、ビザ。

ないの、存在しないの、ビザ！！！

オレンジマダムは、一切耳を貸すことなく数回にわたってどこかへ電話をかけ続けていた。

私は鬼の形相で文句を言い続けた。

英語じゃ足りず、日本語まで出始めた。

マダムの正面にPCがあって良かったのかもしれない、鬼の顔が隠れていたから。

たったこれだけのことで、軽く10分は待った。

そして次の瞬間。

今度は税関で押してもらったスタンプに文句をつけてきた。

ぶちっ（ ﾟ∀ﾟ ）

マダムには、６月の「６」が「５」に見えるらしい。

左下のラインが若干消えかかっていて５に見えるから、５月に入国したんじゃないかと疑いはじめた。

（# ﾟ∀ﾟ ）

一言いい？

そんなん知らんやん？笑

英語で言うたらNOT MY BUSINESSやん？？笑

空港で押した職員に言及すべきやん？？笑

そしてマダムは、再びどこかへ電話をかけ始めた。

もーええって！！！笑

あなたね、人生のうちの貴重な時間無駄にしすぎやって！！

仮に５月に入国したとしてもよ？

バリバリまだ90日以内やって！！

６月入国って証明できるか？と言われたので即オンラインのエアーチケット見せたら、

スマホを投げるように返されました。

(# ﾟдﾟ )！！！

↑いや、これは海外あるあるですけどね。

レジとかでも、品物めっちゃ投げられますからね。笑

ああ、書きながらイライラ復活しつつあります！！笑

文字にしたら一瞬ですが、だいぶ時間がかかりました。

「は？そんなことで？」のツッコミもしかり、

途中、横入りの質問にもマダムはキレ気味で答えながら仕事を進めているので超絶無駄に時間がかかります。

横入りのお兄さんが

「僕、土曜日にここで結婚したいんだけど」

と質問した時にゃ、

「木曜日と金曜日しか受け付けてないわ」

と冷たくあしらった。

お兄さん、ノンストップ言論！！！

どーしても！！！

どーしても土曜日がいい！！！

マダム、最終無視。

それを横目で見ながら密かにお兄さんを応援していた私ですが。笑

私は学びました。

「文句言えば言うほど無理になっていくんだな、この国では」

ということを。

明らかにこの国では、公務員の既得権益が強すぎる。

公務員としての立ち位置は日本と同じですが、

例えば日本でなにか意見すると、解決しようとする。

むしろ、「言ったもん勝ち」みたいなとこありますよね？

強く出られると、大事にしたくないので平和に終わらせようとするというか。

ここ、完全に真逆です。

公務員が、市民よりも明らかに強い。

ラオくん曰く、

「なにか文句言ったところでいい方向に絶対いかないどころか、”あっそ、じゃもういいのね？”って足元見られるだけだから」

うん、ほんとにそうだね。

はじめ突っかかって文句たらたら言ってた私ですが、もうやめました。

無駄だと悟りました。笑

でも心ヤンキーなんで、ここでつぶやかせてもらいました。

ご精読、誠にありがとうございました！！

やっと！！！！

やっと！！！！！！

 

受理されました！！！！

ぱちぱちぱち！！！！！

そんなこんなの直後なので、ラオくんの顔がかなり疲れてますが。笑

はぁ、半日かかりましたね。笑

晴れて受理されたことをご報告させてもらいますね！！

ちなみに、このパートナーシップは妻として同等に扱われます。

ギリシャでは、完全にワイフでございます。

でも、このまま日本に帰国すると、、

私、独身のままです♡笑

不思議ですよね！

日本にはこれと同等のパートナーシップ制度がない＆戸籍をまったくいじってないので、私はシングルのまま！

ラオくんに、

「半分独身だからね、そこんとこよろしくね♡」

と言ってあります。笑

貴重なハーフシングル期間のこの気持ちを覚えておきます！

長くなりましたが、これからシビルパートナーシップを考えてる方の参考になればいいなと思います♡

私はギリシャのことしかわかりませんが、なにかご質問等あればコメントくださいね(*^^*)