ラオくんと過ごす毎日。

ナフプリオは、天気が良いととっても綺麗な風景が見られます♡

散歩してるだけで笑顔になる。

とにかくおしゃべり好きなギリシャ人。

お母さん＆お父さんからはほぼ毎日電話がかかってきます。

弟くんもほぼ毎日かな？

とっても仲良しな家族なんです♡

家族のみならず、いとこや友達や仕事仲間からもしょっちゅう電話が。

日本人の私からすると、ちょっと信じられないくらいの頻度の電話でびっくり！

この日、天気がいいので散歩してたときに

「１件電話させてね、今しないと絶対忘れちゃう！」

と電話をかけたラオくん。

全然いいよ！

と言ったものの、予想を遥かに上回る長さの電話。

なっかなか電話が終わらない。

いや、ちょっと用事、なら全然いいのよ。

私だってそんなに心狭くない。

でもさ、多分10分くらいずーっと話してる横で、黙って手を繋いで歩くのって思った以上にストレスだった。

ひとりで散歩してるのと、二人で歩いてるときにこれをするのは全然違う。

ラオくんが電話を切ったときにはもう海まで歩いてて、家を出てからなんにも飲んでなくて喉カラカラ。

私、超絶不機嫌に。

「ごめんね、思った以上に長かったね。」

と言ってくれたけど、

「それなら自分から早く終わらせたらよかったじゃん。」

と思う他、何の感情もなかった。

これがギリシャの文化なのなら、尊重すべきなのかな、と思いながら。

「喉乾いた。」

ムスッとした顔でただそれだけを伝えた。

「水買う？それともカフェ行く？」

さっき（電話する前）カフェ行くって言ってたじゃん。

「カフェ行く。疲れた、座りたい。」

私は知っている。

私がこの状態になると、私が思い描いた通りに席に座ってコーヒーを飲まないと絶対に機嫌が治まらない。

ちょっと歩いて、無事にカフェにたどり着きコーヒーにありつけたのでしたが。

思った以上に長電話だったのと、一緒にいるときに長電話はあまり好きじゃない、日本では失礼なこと、を伝えた。

ごめんね、って言ってくれたから、許す。

注文したこのアフォガードがめっーーーちゃくちゃ美味しかったから、許す。

 

ラオくんを狙う猫が可愛かったから、許す。

相手に不快な思いをさせたり、悪いことをしたときは「ごめんね」って言う。

相手がなにか自分のためにしてくれたときは「ありがとう」って言う。

これらはどんな人間関係においても大切だと思うし、私に子どもができたら絶対にこれだけは言える子でいてほしい。

特に一緒に暮らすことにおいては、絶対に必要な言葉だと思う。

ラオくんは、いつも私の思いを受け止めてくれる。

本当に私のことをよく見てくれてるなって思うし（例えばアイブローの色を変えたとか、体調良くなかったら言う前に気づいてくれたり、今欲しいものをわかってくれたり）、多分私より女子力が相当高い。

でも、以前は自分の思いをあまりシェアせず自分だけで抱えてたんだって。

例えば仕事の問題を家に持ち帰りたくなかったり、自分の悩みで相手を困らせたくなかったり。

↑これらの気持ち、実は私めっちゃわかるんです。

私もずーっと前はそうだった。

でも、これって最後に必ず大爆発して終わるし、そんなんじゃ一緒にいる意味ないやんってふと思ったからやめた。

あと私の場合、英語を使い始めたのはめちゃ大きい。

英語って、日本語ほど中途半端な表現がないんですね。

「うーーーん、ちょっと、、、」

って言って通じるのは日本だけです。

「ちょっと、の後は何なの？最後まで言わないとわからないよ！」

ってのが日本以外。

こんな曖昧な表現に甘えて、自分の感情を置いてけぼりにしちゃ駄目。

嫌われるから言わない、なんて、いつまでたっても「自分ファースト」になれないし、それ続けてると、そのうち絶対本当の自分が機嫌損ねてひねくれちゃう。

自分の思いをまるごと表現できるようになったのは、私の人生においても本当に大きなことだと思ってる。

ラオくんがふとこう言ってた。

昔付き合ってた人との間で、

「こんな小さい問題も解決できないで一緒に居続けるなんて無理だと思ったことがある」

って。

わかるなー、それ。

つまり、それ以降は（今は）向き合おうとしてくれてるんだよね。

いくらオンラインで半年くらい毎日ビデオコールしてたとはいえ、見ず知らず（身体は会ってなかったから）の日本人を突然到着した日からWelcomeしてくれて、仕事中私ひとりで過ごさせてもらって、合鍵も作ってくれて、

「この家にあるものは全部、何でも自由に使っていい」

と言ってくれて。

私が、今日は買い物行ってきたよー、楽しかった！って言うと、

「今度買い物に行くとき（必要なものを買うとき）は言ってね、お金渡すからね。

お母さんと約束したから、「Natsumiのことは任せて！」って。」

って言ってくれるんです。

(´；ω；｀)

（とはいえ、買い物行った後にまさか請求なんか出来ず、ですけどね。笑）

ギリシャの経済は一般的に、日本から見るととても豊かだとは言えないと思う。

それをわかった上で、とはいえ。

本当に、ラオくんの行動、言動に愛を感じます。

ラオくんは絶対自分の心に嘘をつかない人。

それがわかるから、より一層信頼できる。

広いこの地球のピンポイントでこの人に出会えて本当によかったなって、心から思う。

本当にありがとう、ギリシャの神様、日本の神様、ご先祖さま。

私、本当に幸せです。

「毎日写真撮ろうね」

って、残していってます！！

３ヶ月後に見たら、顔似てきてるかもしれないねって！

・・・

ついでに、ラオくんみたいに彫りの深い顔になってたらいいのになーー＼(^o^)／笑

 

これからもよろしくーーー！！！