「料理」と私の、関係良好物語。

NZ時代の私を知ってくれてる方、もしくはもっと前から私のことを知ってくれてる方にとっては当たり前の情報なんですが。。

私ほど料理が嫌い”だった”（と言わせてください）人も珍しいと思う。

自分ほどキッチンが似合わない女もいないと思ってたし、実際キッチンに立ったら無性にイライラしてすぐに去りたくなってた。

「絶対前世で料理に関する何かで拷問されたりDVされたりしたんや。。」と言い続けたくらい。

もし元彼とかに

「なんか料理作ってよ」

とか言われた日にゃ、仮病使ってデートすっぽかしたいくらいの気持ちに。

日本はだいぶ時代が変わったと思いますが、まだまだベースに「料理できる女が評価される」感は否めませんね。

料理を避けていたら、必ずごはんを作って食べさせてくれる人に出会ってきました。

NZに住んでた半年間、誰かが作ってくれた美味しい食べ物を頂いてて（ほぼT90％,おとうさん10%)。

その後のイタリアでも、元彼マンマが毎日めちゃくちゃ美味しいイタリアンを振る舞ってくれて。

あの時、「私って本当に恵まれてる！！！」ってみんなに感謝しましたよね。

でもね。

2020年春（コロナが現れはじめたくらいの頃）に仕事で住んでた沖縄から帰ってきて。

なんとなくカレーを作ってみたんですよ。

それから、なぜか料理に目覚めまして。

気付けばほぼ毎日、なにかは必ず作るようになってました。

なんかいつの間にかめっちゃいっぱい料理作ってて、レパートリーも増えて、みんなに褒められるように。

あんなに拒んでた料理を、いつの間にか大好きになってたんです。

あの頃、コロナで外食をずーーーーーっと自粛してたおかげで、ひったすら作りまくってて。料理もスイーツも。

自分でも信じられないくらい上手に作れるのにも、美味しいのにも驚きでした。

自分が作った料理で誰かを笑顔にできるって、なんて幸せなことなんだろうと、人生で初めて思いました。

ずっとコロナで、私ほど友達に会うのを自粛してた人もいないんじゃないかってくらい、外の世界にまったく興味なくなって。

そうやって、人との付き合いをシャットアウトして（嫌いになったとかじゃないんです、誰かときゃっきゃするテンションが全くなくなったんです）。

じっくり自分と向き合いまくったおかげで、料理も好きになったし、ピュアな「ギリシャに行きたい！！」に改めて気づいてラオくんに出会ってここに来られたわけで。

だから、家族以外に私の料理を振る舞うのがギリシャでほぼ初めてだった。

あ、彼氏でいうなら、初めて私が”楽しく作った料理”を食べてくれた人がラオくんです。

 

 ある日の食卓。

でね、ラオくんの仕事が始まってから毎日私が何かしら料理する日々が続いているんですが。

毎回、本当に美味しそうに食べてくれるんです。

「美味しい！美味しい！」

って食べてくれるのも嬉しいし、この間ネームデーのお祝い（また改めて別記事に書きます）の時なんて、

「Natsumiがこんなに素敵な料理を作ってくれたのに、僕が部屋着を着るわけにはいかない」

と、シャツに着替えてドレスアップしてくれたり。

嬉しいよね、ほんとに。

で、ふとラオくんが言ってくれたんです。

「僕は幸せ者だ。

Natsumiと一緒にいられるだけでも嬉しいのに、毎日こんなに美味しい料理を作ってくれて。

お母さんに"Natsumiの料理が美味しくて、確実にどんどん太ってく!!"って言ったよhaha!」

って。

(´；Д；`)

考える間もなく泣いたよね。

その言葉を聞いた瞬間、即反応して涙出たよね。

「えっ！！！どうしたの！！！」

驚くラオくん。

私は泣きながら、「死ぬほど料理が嫌いだったエピソード」を語った。

ラオくん、ぽっかーーーーん。

 (　ﾟдﾟ)

「え？去年までほぼ料理したことなかったの？

嘘でしょ？信じられない！

手際もいいし、本当に美味しいし、とてもそんな風には思えない！」

と。

いや、そんなことはどうでも、、、今は。

あの私が。

ひたすら料理を避けてた私が。

彼氏がお母さんに「Natsumiの料理がめちゃ美味しい！！」と言ってもらえる日が来るなんて。。。

私の方こそ信じられない！！！！

(´；ω；｀)！！

「ラオくんはラッキーだよ、料理が好きになって初めての彼氏だから。

私もラオくんもお互いよかったよ！！笑笑」

って笑いました。

あの時何故かハマった料理が、大好きなギリシャで大好きな人に喜んでもらえるこんな未来って、あるんですね。

もうこんなの作り話みたいで、でも、この日のためにもらったスキルだと思えてならない。

今まで私にいっぱい料理を作ってくれて食べさせてくれたすべてのみんな、本当にありがとうございました。

これからは、そのもらった以上に恩返ししていきたい。

本気でそう思っています。

ほんとうに幸せだ私。

 

ありがとう、ラオくん。

これからはギリシャ料理も勉強して、レパートリーいっぱい増やしたい！！

もりもり食べてね！！！